医学部CBT 参加記【IRT 750↑】

いつも競プロの記事を書いていますが、せっかくそれなりに頑張ったので残しておこうと思います

守秘義務とかがあってあまり細かいところは述べてはいけないので、勉強ペースとか解き方テクニックとかが主になります

問題の物量で殴って高得点!という感じなので効率はよくないかもしれません

 

結果

IRT 750+ちょっとでした(おそらく95%くらい?)



やったこと

まず前提としてCBT以前にどの程度勉強しているかが、対策にかかる時間・内容に影響してくると思います

普段の学校の勉強はそこそこやっていて、GPAだと学内3~5位くらいです

 

使用した教材

・QB CBT (メイン)

・Q Assist

・問トレ

・(病気がみえる) ←たまに確認する辞書的なポジション

 

スケジュール

完璧に仕上げるまではいかなくても、せっかくやるならそれなりの点数をとって受かろうというくらいの気持ちで準備しました

もっと点数を積むには、もっと時間を割かないとだめだったかなと思います

 

3年1月 ~ 4年7月:授業が忙しいのでテスト勉強中心、テスト勉強がひととおり終わったらその範囲のQBをとりあえず解く

力試しに解いていた感じで、そのときの得点率は70~80%だったと思います

この段階ではQBの問題をまとめたりはしていません

 

4年8月~9月:夏休みで時間があるのでQBの基礎を解く + 授業が始まったらゆったり臨床科目(↑で解いている)をもう一回解いてみる + (9月)同じ範囲の問トレをする

このときにやったこと

・基本的にQB + 問トレを解き進める

・Q Assistは得点率が低かったり、自分の中で分かってなさがやばいところを見る

・わからないところはとりあえずまとめノートに雑多に記録する

・授業は半分くらい聞きながらひたすら問トレをしていました(こっちはまとめノートなしで知識の確認)

 

====この時点でQBの進捗2000問くらい====

 

4年10月上旬:臨床が解き終わりかけたので、そこから公衆衛生・多選択などを解く

4年10月中旬:1週間弱で4連問をががーっと解く、MEC模試を解く(10/10くらい)

この時点で基礎医学2周 + 臨床2周(てきとうな1回 + ちゃんとやる1回) + 公衆衛生以降1周の状態

4年10月下旬:まとめノートで復習しつつ、QB模試を受ける(10/23)

模試はQBと先輩からもらった2,3年前のMEC模試を解きました

 

模試の感想

・MEC : 知識問題にたまに難しいのはあるけど基本的には知識で瞬殺できる簡単なのが多い、特に多選択が超簡単であんまり参考にならなかった

・QB : うってかわって知識瞬殺は少なめ、雰囲気で推測できるけど自信ないみたいな問題がかなり多い、自分の結果はかなり2択が上振れてる(が、2択などに絞れてる状況に持ち込めてるのが学習の成果ともとれる)

結果:どちらも94%くらいでした

 

4年11月:ある程度の知識は身についているのでまとめノートの見直し + 5日くらいで問トレを全部解きなおした

前日は自分が間違えたQBの問題をひととおり解きなおした

11/7が本番です

 

最終的にやったこと

QB: 基礎 + 臨床3周、公衆衛生以降 2周

Q Assist : 苦手なところだけ見る 循環・産婦人科を主に見ました

問トレ:全体2周

模試:QB + MEC

 

テクニックなど

勉強のしかたは人それぞれだと思うので、QB, 問トレで演習している中で大事だなと思ったテクニックや雑多なコメントを書いておきます

※あくまで試験で点数をとることを目的としているので、医学的に正しいかは知りません

 

①臨床問題では年齢がめちゃくちゃ大事です、かなり絞れるので見ないとすごく難しくなります→直感でもいいのでざっくりの好発年齢がわかるとよいです

 

②体系的な理解が大事なのはそうですが、どうしてもテスト問題にする都合上特徴的なキーワードや病態で決め打てる問題は多いです

代表的な臨床問題だと、だいたいエピソードも共通しているのでそういうところから攻めるのは良いと思います(ex. 何週間か前にこけた→ほぼ慢性硬膜下血腫)

 

③4連問でしっかり点を取ろうと思うと、1問目の時点で具体的な鑑別診断が挙がることが望ましいです

それができると、症状も具体的に考えることができるので、選択肢を絞りやすくなります

 

産婦人科はとりあえずエコーで解決!!(正直迷ったらエコーでいいです)

 

⑤QB・問トレどっちも一定数かなり難しい or 細かい問題が入っています

個人的にはQBの基礎は難しすぎるのでは?と思っています

難易度判定はなかなか難しいと思いますが、ひたすら問題を解く or 勉強している友達に聞くなどすると、大事な知識か細かい知識か分かる(はず)

→ここができるとできないとで効率はかなり変わると思います

 重要そうな問題はがんばって、そんなーみたいなのは適当でいいです

結構時間かけてるけど点数が微妙だなみたいな友達の話を聞いていると、全部同じ強さで勉強していてパンクしているというのが多い気がします

 

⑥問トレの必要性ですが、QBのあとに復習するという意味なら使う価値はあると思います

個人的には難易度はQBよりやや簡単と思います(が、そうでないという意見も多い)

変な問題がたまにあるのはそうですが、それはQBもいっしょ

 

⑦個人的な考えですが、1周目から知らないことを全部メモすると膨大になるので、1回てきとうに解いてなんとなく理解してから、もう1回解くときにまだ覚えていないことをちゃんとメモするのがいいかなと思います

 

最後に

QBと問トレをぶん回せばなんとかなるという感じでやってきて、まあまあいい感じの点数になりましたが、もっと高得点を取るには病気がみえるとかの網羅性が高い勉強が必要なんじゃないかなと思いました

ある程度の水準に到達するまでは、100%を目指しすぎず知識を少しずつ積み上げていって「なんとなくわかる!」という範囲を広げていくのがいいと思います

 

それなりに大変な試験ですが、うちの大学ではQB1周が間に合った人はほとんど合格していたのであまり気負わず頑張ってください!